用事があったので池袋を歩いていたら雑音でかき消されながらも「ちょっといいですか、お姉さん」と小さな声。私も急いでいたし、誰に声をかけているのかも分からなかったので早足で歩いていたら、何度もしつこく呼んでいる。どうやら私に声をかけているらしい。振り向いてみると小男。
「あのう、お笑いやってるんですけどネタみてもらえませんか?」
ええと、いつから私、あなたの師匠になったのでしょう?
「や、急いでるんで!」と逃げようとすると
「ヒトネタでいいんで!」
いくつも見せるつもりだったのか。小男め。ダッシュで逃げた。*1