知るを楽しむ 第2回:男は女にかなわない

出演:太田光
録画分、やっと観ることができました。太田さんはスタジオパークとほぼ同じストライプスーツでビシッときめていらっしゃいました。いいねえ。
相変わらず優しく諭すような口調と向田さんへの尊敬から来る熱意あふれる口調が交互に現れていて…すみません、もう正気でいられないよ…。だってもうかっこいいんだもんこの人。喋り方から何から。色々フラッシュバックしちゃうじゃないか。太田さんのこの話し方はNHKに向いているような気がしました。いつもラジオではあんなに感情的なのに(笑)私はNHK的な話し方のほうが断然好きです。
でもそれでいて退屈ではなくて25分が本当にあっという間でおそらく最近で一番「え、もう終わっちゃうの?」と残念に思った時間。漫才を観てる時だって最近はもうちょっと客観性を持ち合わせてたぜ。太田さんの話をずっとずーっと聞いていたい様な、「様な」じゃなくて聞いていたい素敵な番組です。
で、向田さんの話なんですが(え、今から?)私は向田作品に関する知識が全く無いままこの番組を拝見したわけですが、例えば「女性は色々な事を同時に情報処理できる」とか、言い方は悪いですがいわゆる「子宮で物を考える」的な部分などを実に巧く描いていると紹介されていてこんな風に女性を描ける人というのはきっと心から女性であるのだなと一瞬思ったのですが、むしろ女性性をあまり持ち合わせていないから客観視出来るのかもしれないとも考えてまた何が何だかわからなくなってしまいました。自分で展開させておいて丸投げだよ!
御著書を読んでみて判断します。とにかくあの、期待以上に良かったですよ。