ショージ君テスト

東海林さだお先生繋がりで、もひとつ。長いので畳みます。
私が中2のとき国語*1のテストで東海林先生の文章が出たのでした。これが東海林先生との出会いで、今でもその先生には深く深ぁーく感謝しています。私に力があれば吉永小百合さんをご紹介したいくらいです。*2
このテストを受けて暫くして先生に「本貸してください」と言いに行ったら「あなたは受験生なんだから勉強をしなさいよ」と笑いながら貸してくださった。中高一貫だったのに。でもありがとうございます、先生。

で、少し前に見つけましたそのテスト。偉い、私!テストはばかすか捨てていたのにこれだけはしっかりと残っていましたよ。平成10年度1学期中間考査、同期末考査より。出典は「偉業としてのラーメンライス」と「すわるおばさん」それぞれ『鯛ヤキの丸かじり』『平成元年のオードブル』に収録されています。長いので「ラーメンライス」だけ紹介しようと思います。機会があればまた。

[1]次の文章を読んで、後ろの問に答えなさい
問1 傍線部1〜20の文中での活用形を記しなさい。また、1・9の活用の種類を記しなさい
問2 波線部A「実力者」 C「主従」 D「彼を」はそれぞれ何を指していますか。簡潔に答えなさい。ただしCは「主」「従」の2つに分けて考えること
問3 波線部B「使ってやろう」の主語は何ですか
問4 波線部E「逆転の発想」ここでは「何をどうすること」ですか。簡潔に答えなさい。

ここまでは普通。

問5 波線部F究極の「ライスライス」の欠陥(欠点)を東海林さんふうにユーモアをまじえて指摘しなさい
(注意)「栄養がない」「みじめ」など、ありきたりの事は書かないで、あくまでユーモアで持って処理してください。くだらないなんて思っていると、なかなか書けないよ。いくつ書いてもいいよ。傑作待ってます。

わー!先生(国語の)、かっこよさったらないですね。小百合さん、あのう、この人と結婚してくださいませんでしょうか(どさくさ)
そう、東海林先生の書いていらっしゃる内容ってざっと目を通す限りでは「くだらない」の一言で片付けられるような内容だったりします、確かに。それは『マツタケの丸かじり』…その辺りで*3「目玉焼きの食べ方について書いた時に「そんなものはただ黙ってズルッとすすりこめばいいのだそんなことを考えるヒマがあったら天下国家のことを考えろ」と書いたはがきが来て、そのはがきは怒りのあまりボールペンで書いた文字がめり込んでいて怖かった」といったような感じの記述があるのですが、そこからもそう思っている人がいるのだなあと伺えます。でもその後に「でもいいや。天下国家のことはどう考えても面白くないし海苔に醤油の問題はどう考えても楽しい」なんて書いちゃってる東海林先生が好きだ。元はくだらない問題かもしれないけれど技術で飽きさせない東海林先生は素晴らしい。大好きです。
皆、東海林先生の本を読めばいいと思う。面白いんだぜー。なんていうか、心のとげとげがなくなる感じ。でもお腹すいてるときに読むとひもじい。

*1:私の中学では国語が2つに分かれてたのだけれども、そのうちの古典ぽい授業でした。ちなみに英語も数学も2つに分かれていてテストが大変だった

*2:サユリストで「俺は小百合としか結婚しない」と常日頃言っていた

*3:うろ覚え