夜のピクニック

夜のピクニック

夜のピクニック

先輩にお借りして読んでます。この作品、祖母に「読みなさい」と強制されたのだけど読む気が起きずに散々放置して読もうかな、という気になったら「もうあげちゃった」と言われた*1という、私には縁のない本。そう思っていたのだけど読んでみたらなかなかどうして。さらさらと読める。私の貧困な語彙力では到底言葉に出来ないけど、なんか、いい。

私の高校にも健歩大会という行事があったのだけど、この作品で描かれているような心の動きなんかは私には微塵も無くて、ただ「ウチのクラスだけバスの会社が違う、違う世界に連れて行かれたらどうしよう」と友人と心配しその連れて行かれた先の世界の決まりごと*2をひたすら考えてゲラゲラ笑ってました。しかも相手が変わっただけで、今もやってることは変わんないっつう。心は小5です。

先日書店で恩田陸の著書、チョコレートコスモスを見かけて気になってたことも手伝ってこれを読み終えたら著者買いを始めようかと目論んでおります。チョコレートコスモスは太田さんもラジオで触れていたよね。

*1:そもそも自分の本を人にあげるという行為が理解できない。祖母とは相容れないのだ、結局

*2:例:主食がジャムなんだよ、とか